コロナの影響により消費者の皮膚常在菌に対する関心が高まっています。
今回のセミナーではそのトレンドに合わせ、消費者ニーズの情報と以下効果を持つ３原料を紹介します。
（１）皮膚常在菌のバランスを調製
（２）皮膚常在菌の保護
（３）皮膚常在菌によって効果を発揮するアクティブ原料

独自のカプセル化技術を用いて、オーダーメイドで機能性成分をナノカプセル化する化粧品素材「NanoCap®」を紹介します。「NanoCap®」は生体細胞膜と類似構造をもつリン脂質カプセルで、肌への親和性が高く優れた保湿効果と持続性を発揮し、機能性成分の浸透もサポートします。
エビデンスデータとして、成分の浸透性を評価する評価技術についても最新の研究内容をご紹介します。

ヨーロッパでの使用が拡大している天然原料トリメチルグリシンの持続可能性およびスキンケアとヘアケアへの応用を解説します。

甜菜由来の天然原料であるトリメチルグリシンとイノシトールのスキンケア製品への応用を実証データとともに解説します。

欧米を中心に広がりを見せ、近年国内でも注目を集め始めております固形シャンプー/コンディショナーについて、弊社がこれまで培って参りました固体洗浄剤の知見から、より簡便・マイルドに製剤化が可能となる技術をご紹介させていただきます。

泡を高密度化することで自発的に油汚れを吸い込むという新たな発見を活かし、より肌への刺激を低減した理想の洗顔フォームについてご紹介させていただきます。

堺化学の歴史はおしろい向けの酸化亜鉛から始まりました。それから100年以上が経ち、現在では超微粒子酸化亜鉛FINEXを中心に紫外線散乱剤として数多くの化粧品にご採用いただいております。今回はSDGsに関する取り組みが重要視されている中で、超微粒子酸化亜鉛FINEXを切り口に、弊社が取り組むことのできる新たな問題解決策を「White Magic」をキーワードにご紹介いたします。

近年、アミノ酸系アニオン性界面活性剤を配合した製品が市場で増加傾向にありニーズが高まっている。一方で、アミノ酸系アニオン性界面活性剤を主としたシャンプーでは、フケ、かゆみが発生しやすいという悩みが多いことも市場調査より明らかとなった。その原因としてアミノ酸系アニオン活性剤が頭皮や肌との親和性が高く頭皮に残りやすいことが関連しているという仮説を立て、検証を行った。今回はその結果をご紹介致します。

シリコーンオイルを含有させたシリコーンエラストマーパウダー。オイルを含むことでやわらかくリッチでしっとりした仕上がりに。また仕上がりが透明に近いため自然に毛穴をぼかす効果が期待できます。従来品より油分の吸収が少なく、高配合しても粘度を低く抑えみずみずしい感触を与えます。低凝集で分散性良好。

DOWSIL™ES-5700 Formulation Aid : 疎水化微粒子粉体を幅広い油剤に対して安定に分散させること ができるPEGフリーのシリコーン系分散剤。高濃度の疎水化粉体を安定して分散させ、低粘度のスラリーを調製可能。
DOWSIL™ ES-5800 Formulation Aid : 水相に安定して疎水化粉体を分散させることができるカルボン酸変性シリコーン。また、W/O処方に添加剤として配合することにより、耐水性を損なうことなく、石けんで簡単に除去可能。

サルフェートフリー処方を実現できる新しい増粘剤。耐塩性に優れるほか、アミノ酸系シャンプー処方の増粘も可能。少量添加での増粘効果が期待できることからコストパフォーマンスにも優れ、幅広い処方に良好なレオロジー特性を与えます。

DRCは人が視覚的に認識できる“面”で皮膚の状態を数値化する画像解析技術を導入した。全顔撮影機器ColorFaceを導入し、高解像度の写真からシミ・シワ・毛穴など視覚的に認識できる皮膚特徴を数値化する。この画像解析の特徴は解析アルゴリズムが開示されていることと、新しく解析アルゴリズムを開発することができる点である。本発表では弊社が新たに開発した透明感予測モデルをはじめ、新しい画像解析法を提案する。

睡眠不足に負けない肌作り！ 不規則な生活により体内リズムが乱れると、肌機能にも影響を及ぼします。乱れた時計遺伝子に働きかけ、肌機能を改善するジェネムクロック®について紹介します。

抱水性を有するエステル油剤で、化粧水やシャンプーにも透明配合可能な新規成分。
本技術発表では、コロナ禍におけるスキンケアおよびヘアケアの市場ニーズに沿ったデータの紹介を実施する。

フォスファチジルイノシトール高配合リン脂質複合体であるPrimeLipid PIの最新の知見を紹介する。ヒアルロン酸合成促進作用に伴う保湿効果や、紫外線、ブルーライト、近赤外線照射による色素斑形成に対する抑制効果はすでに一昨年のIFSCCでも報告済みであるが、それらに加えて、今回新たな知見として、大気汚染物質によるAhRの核内移行、CYP1A1の発現、ROSの発生を抑え、MMP-1の発現、コラーゲンの減少を防ぐ効果について紹介する。

中国法規制に対応した新規植物由来毛髪補修素材をご紹介します。加熱することで髪と反応して髪を修復し、ふんわりと軽い仕上がりで毛髪のハリコシを改善します。さらに、透明シャンプーに配合可能であり、洗浄後も毛髪のハリコシを維持します。

日本製紙が化粧品向けに展開しているCNF（製品名：セレンピアCS-01C）について、化粧品素材として利用する場合に物性面でどのような特徴があるのか、また化粧水やサンスクリーン剤、洗顔料等の様々な用途で用いた場合の効果や利用例についてご紹介します。

ヘアカラーを変える理由は様々です。質感、色調、白髪カバー、ヘアープロテクション、ロングラスティング（カラーを長持ちさせる）…多岐にわたる消費者のニーズに応えられる新たな原料のご紹介です。
　-　色強度と彩度を向上させ深みのある明るい色合い
　-　30回の洗髪でも色を維持
　-　ウェット、ドライでの感触の向上
　-　白髪を効果的にカバーし、すべての色調に対応
　-　様々な染料、顔料、着色料と相性が良い
　-　液状で製造工程でのハンドリングが容易
　-　コールドプロセスが可能
　-　乳化剤との相乗効果

インカの時代より薬として珍重された生命の樹、花の色から南米の桜とも称されるラパチョから抽出された植物エキス、Lapagyl™のご紹介です。
　-　細胞の老化と退行の遅延
　-　加齢によるテロメア短縮からの保護
　-　加齢に伴うラミンB1喪失の回復
　-　若々しく、美しい外観を保つ
　-　眼瞼下垂を軽減し重いまぶたを改善

PHENOBIO™亜臨界水抽出技術で得られる、フランス ボルドー産のステビア由来の機能性原料
レチノイド様の作用を示し肌の老化やシワの改善、体内酸化ストレスに対する抵抗性を発揮
皮膚に対する刺激性の抑制
エコフレンドリー

コロナ禍においてマスクを着用する機会が著しく増加していますが、マスクとの擦れによって生じる化粧崩れや肌荒れの防止など、新たなニーズが生まれています。本講では、マスクへの色移り防止を目的として、皮膜形成剤を用いたメイクキープミスト処方をご紹介いたします。

100%植物由来の発酵成分”BioToLife®”。従来の界面活性剤との併用でバイオフィルムの除去効率が100倍以上向上するため、界面活性剤の使用量を削減し、水環境への影響を低減することで、SDGs達成へ寄与できます。細菌を死滅させることなくバイオフィルムを除去し、耐性菌の発生を抑制します。皮膚上のマイクロフローラを整え、健康な肌や頭皮を保つ化粧品や、環境配慮型の化粧品の開発に貢献できます。

“Mimiskin™”は液晶脂質粒子を用い、肌構造を正確に模倣したセカンドスキン皮膜形成技術です。肌に塗布すると、体温で通気性の高い皮膜を形成し、外部からの埃や有害物質から皮膚を保護しながら、内部を保湿します。即時的かつ持続的保湿効果と肌バリア機能の修復により、肌のつや、かさつき、滑らかさを改善します。またマスクへのメイク移りを防ぎ、温水で汚れやメイクを簡単に洗い流せます。

シワの軽減、ハリの向上、光老化の保護などに効果のある抗シワ成分や、シミの軽減やスキントーンの向上に効果のある美白成分、抗糖化に効果のある植物エキスなど様々な機能性成分をご紹介します。